初めての極軸望遠鏡
「星を見る趣味は長いんですか」
と、たまに尋ねられることがあります。
「小学校に入る頃から見てますよ、結構長く続いてますね…」
とか、カッコつけて言う事にしています。
でも...真面目に極軸望遠鏡を覗くのは今回が初めてなんです。小学校の時の買った屈折望遠鏡は経緯台、高校で買った反射望遠鏡は赤道儀でしたが極軸望遠鏡を買うお金が無く、社会人になって購入したミードのシュミカセも経緯台(電子制御でしたが)
天体写真を撮り始めてようやく半年になりましたが、ここで初めてポータブル赤道儀のTP-2のオプションのポーラファインダーを使うことに...
でも...難しい!(′;ω;`)
少なくとも自由雲台ではおおよその時角合わせが限界、小熊座のδやケフェウス座の51番星も合わせて設定を詰めるとなるともう、アウト(٭°̧̧̧ω°̧̧̧٭)
この自由雲台だけかもしれませんが、位置決めしてクランプでガッチリ固定してクランプから手を離すとピョンと跳ねるようにズレるんですよね。
微動雲台買うしかないですねやっぱり...
ちなみに、極軸望遠鏡の調節にはビクセンのアプリ 「PF-L Assist」を使っています。TP-2の極軸望遠鏡はビクセンではありませんが、多分必要な情報は同じかと思います(チョット不安)
アプリの助けで極軸合わせ...時代が変わったな...(′;ω;`)
TP-2キタ━(゚∀゚)━!
先日、発作的に注文したTP-2が到着!
着払いの支払いも終了して無事一文無しになりました。(′;ω;`)
第一印象は「重たい!」
見た目は小さいですよ、実際の重量も1.3kgです、でも質感というか金属の塊感が凄い、我が家の貧弱な三脚で耐えることが少し不安になります。
早速組み立て
ここから更に雲台、カメラ、望遠レンズが乗るのですが、TP-2下の自由雲台が微妙な状態、TP-2に少し力をかけるとグラつく様な感じが...
自由雲台のボールの上にTP-2から上の全荷重が乗る訳ですよね
トータル4kg、この雲台の荷重の限界かも知れませんね。
やはり微動雲台を買うべきか…
Toast technology様、ユーザー登録終わりましたので月末迄には優待価格で微動雲台を買わせて下さい。お願いしますm(_ _)m
ポータブル赤道儀
天候に恵まれない日本海側の冬...
星が撮れない日々が続きます(˚ ˃̣̣̥ω˂̣̣̥ )
アストロトレーサーでの撮影も少しなれてくると、簡易赤道儀ということは始めから分かっていたと言うものの
広角での周辺の星像の流れ、 望遠での追尾精度の悪さが目につきます…(200mm 30sが安定しない)
ポータブル赤道儀が欲しくなるのは必然でしょうか?(笑)
スカイメモやポラリエなどの有名どころがスグに候補に挙がりましたが、我が家周辺は冬に晴れると余裕で-20℃を下回る厳寒地、動作する保証はどこにもありませんし、耐寒に対するデータも多少検索した程度では拝見できませんでした。
買ったは良いが冬はダメでしたでは悲しいですよね…
耐寒性能を売りにしているポータブル赤道儀ってそもそも存在するのか?
かなりニッチな需要なのではと諦めかけていたこの頃でしたが、
ありました!公式見解ではありませんが、-20℃での動作データもあるポータブル赤道儀が!
TOAST TECHNOLOGY 社の「TP-2」です!!
探せばあるものですね…-20℃とか日本では一部の北海道民しか気にしないかもしれませんが(笑)
加えてスカイメモにしてもポラリエにしても、2kgを超えるような重量のある機材を取り付ける時には別途バランスウェイトを用意しないと追尾精度に問題が出るようですが、こちらは公式HP上で「バランスウェイト不要」と宣言されております。(まあ、実際は試してみないと何とも言えませんが)
余計な荷物と撮影時の調整が無くなるのは嬉しいですね。
でも、お値段が…(スカイメモS+微動雲台+微動台座+バランスウェイト)2台ぶん(˚ ˃̣̣̥ω˂̣̣̥ )
スカイメモSが-26℃(今シーズン観測時の最低気温)でしっかり動くのなら問題なくスカイメモを選択するのですが(泣)
うん、間違いなく差額でレンズ一本買えますよ...
でも、海外の厳寒地でも動作する耐寒性能を「買いたい」!
と思っていたらいつの間にか購入していた...
「買いたい」…そんな言葉は使う必要がねーんだ。なぜならオレやオレたちの仲間はその言葉を頭の中に思い浮かべた時には!
実際に商品を買っちまってもうすでに終わってるからだッ!だから使った事がねぇーッ
「買った」なら使ってもいいッ!(ローン可)
そうなんだね、プロシュート兄貴...
M46&M47
士別峠にて
PENTAX K-70
TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD [IF] MACRO 70mm
f/2.8 SS 20s ISO 12800
Lightroom で補正
南天の二重星団ことM46とM47に雲の切れ間からチャレンジ
シリウスやM41との位置関係はこんな感じなんですね。恥ずかしながら生まれて初めて
M46とM47を目撃したファーストショットです。゚(ノД`)゚。
200mmまで寄るとこんな感じ
南天に低い天体は光害の影響をモロに受けますね...
拡大するとM46中に惑星状星雲のNGC 2438が微かに確認できます。10等級の天体が
写っているだけでも感動する初心者の私・・・
天候に恵まれず(泣)
ここの所、天候が不順で全く星を撮る機会に恵まれていません。
冬の降雪地域では仕方がないのかもしれませんが、少しストレスが溜まります。
現在、PENTAXのK-70+アストロトレーサーの組み合わせで星の写真を撮っている訳なんですが、ここにきてPENTAXから新製品PENTAX KPの登場です。ISO感度Max819200って何でしょうか(ToT)
K-70を数ヶ月使用した感想だと-20°Cを下回るような大自然の冷却効果を前向きに活用すると1枚撮りでも12800でいけそう、コンポジット前提なら今後もこの感度でいけそうな感じでいましたが、KPのサンプル画像を見るぶんには51200くらいまでなら天体写真に使えそうな感じじゃありませんか?
2段も差があったら露出時間に関してはポータブル赤道儀要らず、アストロトレーサーだけで今後も戦えるのではないかと妄想します...
( ゚д゚)ホスィ...
ふたご座 散開星団M35
士別 羊と雲の丘にて
PENTAX K-70
smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR 135mm
f/5.6 SS30s ISO12800
ふたご座のM35、ぎょしゃ座の散開星団を探していたら先に見つかったのがこちら...
まだ目的の天体を導入するのに四苦八苦(˚ ˃̣̣̥ω˂̣̣̥ )
カメラをぎょしゃ座中央に向けたつもりで広角で試し撮りを行なったのですが、実際はふたご座とぎょしゃ座の間くらいを撮影していて中央にいきなりM35が登場していました(笑)
一緒に写っている星雲状の塊がNGC2158ですね。200mm でM35と共に改めて写真に収めたいです。