0から始める星空写真

素人がいきなり始めた星空撮影、低予算・低テクニックでどこ迄撮れるか!?

バラ星雲初撮影&SS-oneトラベラー耐寒試験

f:id:Safork:20200119195010p:image

カメラ:Nikon D810A

レンズ:BORG90FL+レデューサー7872(360mm F4)

赤道儀:SS-one トラベラー

ISO1600 SS:180秒

22枚コンポジット

冬は雪の降り続くことが多く、スッキリ晴れてくれることが少ないこの辺り、星空を撮る機会はあまり多くありません。そのため全くレンズを向けていない天体が非常に多いのです。

冬の星雲としてはメジャーなバラ星雲ですが今回が初撮影、初挑戦の2年前は見つけられず断念しましたが、今回な自動導入内蔵の赤道儀、SS-oneトラベラーで難なく解決、やっぱり自動導入は偉大ですね。今までの天体導入の苦労が嘘のようです。

ただ今回は寒さが難敵でした(泣)

午後6時の時点で車の温度計で-18℃、前回より更に5℃下がりました、冷却CCDの温度並です。

ここまで下がるとバッテリーのパフォーマンスの低下、あとは赤道儀の不調が心配になります。

しかし、設置から撤収まで2時間弱でしたがポータブル電源もカメラのバッテリーも問題なく動いてくれました。以前のPENTAXのK-70やKPのバッテリーやポータブル赤道儀駆動用のモバイルバッテリーがあっという間にヘタったのを考えると感慨深いものがありますね。

ただ、トラベラーは撤収時には動きが渋くなっていました。おそらく使用しているハーモニックドライブ内のグリスの粘性が上がった為と思われます。ただ元々のトルクの太さもあるのか恒星時駆動ならなんとかなりそう(実際なんとかなった) 、ただこの状態で天体導入時などに1000倍速で回すとなるとどうなのかチョット不明です。まあ、極寒での使用を想定して作られている訳ではないので、こちらの使い方が想定外なんだと言うだけなんですが(笑)

内蔵のラズパイや液晶は問題なく動いていますね。液晶の耐寒性にチョット感動しました。

厳寒期にもなんとか運用出来そうで、ひと安心です。