0から始める星空写真

素人がいきなり始めた星空撮影、低予算・低テクニックでどこ迄撮れるか!?

アンタレス近辺

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撮影年月日:2019年5月24日

撮影場所:士別市上士別町

カメラ:Nikon D810A

赤道儀:JILVA-170

BORG90FL 360mm f4 ISO1600 180秒 19枚コンポジット 

D810Aを購入したら撮影したかったポイントの1つでした

過去にはこんな感じで...

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最初の挑戦でしたが、今思えば試し撮り程度で露光時間も枚数も全く足りません。でもM4が撮ていただけでも嬉しかったのを覚えています。

さらに

PENTAXKPと300mm望遠で再度トライ

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画角の狭いAPS-C、せめて縦構図にすべきでした

3度目の正直で目の前に現れた星雲群ですが、その濃淡や色の豊富さのせいか、画像処理のさじ加減で雰囲気が大きく変わりますね。

低空での撮影のせいかカブリや色ムラが酷くて

(南中しても当地北緯44度ですのでたかがしれていますが(笑))

何度も調整にトライしてみましたが、中々納得の行く結果には至りませんで、妥協に妥協を重ねた感じですね。

諸先輩の域にはまだまだ遠いなとしみじみ感じる今日この頃です。

ちなみに今回撮影したのは星図でいうと

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この領域、今度は充分な高度のある時にリベンジしたいものです。

 

 

 

何回撮ったら気が済むのか? 北アメリカ星雲

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撮影年月日:2019年5月23日

撮影場所:士別市上士別町

カメラ:Nikon D810A

赤道儀:JILVA-170

BORG90FL 360mm f4 ISO1600 180秒 15枚コンポジット 

という訳でシーズンになる度撮り続けている、北アメリカ星雲ことNGC7000ですが、今回は赤い星雲が得手なD810Aと長時間露光ドンと来いのJilva-170を擁して満を持しての挑戦、

 

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なんと言うのか星雲の奥行きを感じさせる様な質感が、ガイド不要、パソコン不要で車中で1時間寝ている間だけで出来てしまうこのお手軽さが最高ですね。

カブリの補正など課題は山積みですが徐々に勉強して行こうと思っています。

まずはJILVA-170の高精度に感謝ですね。

マルカリアンチェーン、外宇宙の旅

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撮影年月日:2019年5月7日

撮影場所:士別市上士別町

カメラ:Nikon D810A

赤道儀:JILVA-170

BORG90FL 360mm f4 ISO1600 180秒 12枚コンポジット

フルサイズのカメラ搭載で以前より広角化したBORG90FL、ドットサイトの補助もあって今迄見つけることが出来なかった天体も導入出来るようになってきました。

初めて銀河の鎖、マルカリアンチェーンを写真に収めることが出来ました。

ただこれでは天体に興味のない方にはインパクトのない写真かもしれないので、200%に引き伸ばして特徴のある銀河の紹介を…

(スマホの方はピンチアウトでさらに拡大して見て下さい...(泣))

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写真の左上隅になります(流石にフルサイズの四隅に当たる部分ですのでコマ収差が(泣))

左がM91(距離5100万光年)、右がM88(3600万光年)になります。辛うじて腕を広げている姿が確認できます。有名なアンドロメダ星雲の10倍以上遠方の星雲ですね

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今度は右上隅右からM99(4200万光年),NGC4298(5400万光年)、NGC4302(4700万光年)となります。

M99は小さいながらも渦を巻いている姿がハッキリわかりますね、NGC4302を縦に横切る暗黒帯が見えるような見えないような…(泣)

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更に左下隅にはM58(6500万光年)

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左隅は左にM90(3900万光年)右にNGC4513(4900万光年)、M90は渦を巻いている姿が確認できますね。

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中心部となるとM84,M86を始め銀河だらけです、腕などのハッキリした構造が見受けられない分インパクトが薄い感じですが銀河がひしめき合っている姿がは圧巻です。

 

 

おまけ、個人的にチョットびっくり天体!?

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星図を信じると、この矢印の先の微かなモヤがPGC 39674の符号がつく眼視等級16等星の銀河のはずなんですが、なんとその距離63億光年!、地球誕生前の光ですね。(えーと Distance6300Mlyってそういうことですよね?)光速の37%とという恐ろしいスピードで遠ざかっている遠方の銀河です、ぱっと見は只のシミですがそう思うとなんだか凄く感じませんか?

 

再び狙う! はくちょう座サドル付近

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撮影年月日:2019年5月4日

撮影場所:士別市上士別町

カメラ:Nikon D810A

赤道儀:JILVA-170

BORG90FL 360mm f4 ISO1600 180秒 13枚コンポジット 

 

しばらくぶりに赤いHα領域の撮影の機会に恵まれました。春の夜空は銀河を撮るには良い季節ですが、銀河が小さくしか映らない短焦点の望遠鏡には物足りない季節でもあります。

そこでGWを利用して夜更かしをして夏の天の川が登るのを日付けが変わるまで待った訳ですが...

D810Aで撮影するサドル付近は驚く程に鮮やかでした、星雲の様々な濃淡や、いたる所に浮かぶ暗黒星雲がこれ程までに見えるとは想像以上でしたね。

加えてJILVA-170の追尾精度の素晴らしさにも感動、3分の露出は全く問題ありません。もっと長時間も狙えそうな手応えすらあります。

去年撮影したものとは雲泥の差、カメラの性能の差を思い知らされる写真でもありました。

天の川のシーズンを迎えるこれからが楽しみになってきました!

M82付近、高銀緯分子雲添え

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撮影年月日:2019年4月4日

撮影場所:士別市上士別町

カメラ:Nikon D810A

赤道儀:JILVA-170

BORG90FL 360mm f4 ISO3200 180秒 16枚コンポジット トリミング処理

 

カメラをフルサイズのD810Aに変更してしまったため APS−CサイズのPENTAX KPを使用していた時より実質広角化してしまったBORG90FL、春先の銀河は対象としては小さいので厳しいかなと思いながらではありましたが、せっかくJILVA-170がナンチャッテ赤道儀状態で運用ができる様になりましたので、今までのポタ赤ターンテーブル直付けでは難しかった北天の天体にも望遠レンズが向けて見ました。

導入に四苦八苦しながらもなんとか見つけましたM81&M82!!

生まれて初めての遭遇に大興奮です。(裏を返すとこの3年間見つけることが出来なかった言うことですが(泣))

早速コンポジット後、強調処理に入ると何だか星雲の隣にボンヤリ雲のようなものが…

画像処理の失敗かと最初は思いましたが、どうやら高銀緯分子雲の濃い所が見えているみたいです。無理矢理強調したので肝心のM81&M82のディテールは吹っ飛んでしまいましたが(笑)まさか総露出1時間にも満たない今回の撮影でお目見得出来るとは思っていなかったので先ずアップさせていただきました

地元の暗い空に感謝ですね

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普通にクローズアップするとこうなります。意外とまともに見えるかも(笑)

 

 

D810A 宇宙は赤かった 〜オリオン座〜

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撮影年月日:2019年3月10日

撮影場所:士別市上士別町

カメラ:Nikon D810A

赤道儀:JILVA-170

BORG90FL 360mm f4 ISO3200 120秒 13枚コンポジット

 

JILVA-170到着を待つ半年の間にコツコツと貯めたヘソクリが良い加減に貯まり、Nikon純正天体用カメラD810Aの購入が出来ました。使い方もよくわからないまま試写という軽い気持ちで撮影しましたが、予想以上に写りますね、馬頭星雲周辺は予想していましたが、淡い分子雲までもトータル30分未満の露出でここまで写るとは少々ビックリです。こんなことならしっかりと時間をかけて撮影するべきでした(˚ ˃̣̣̥ω˂̣̣̥ )

ただPENTAX KPと比べて劣ると感じるのはライブビューでの星の見え方ですね、KP+BORG 90ならM42の中心部がボンヤリ見えるくらいで微光星もバッチリですが、D810Aのライブビューは暗いです(泣)

プレビューの増感モードをもってしても微妙な上にノイジー、ここは後発のKPに軍配の上がる所ですね。

露出時間はたっぷりとっても問題無し!2分3分ドンとこいのJILVA-170の性能が頼もしいです。

フルサイズ対応を謳うBORGではありますが流石にフルサイズともなると周辺減光はそれなりの物でフラットでしっかり補正しないと周辺をしっかり出そうとして中央が露出オーバーになるか、中央の色を出そうとして周辺がドンと暗くなるかの2択になってしまうのでそこは手を抜けないのが残念です

ちなみに手を抜いてフラット補正をしないと

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こうなります(˚ ˃̣̣̥ω˂̣̣̥ )

難しいですね。

ただ、現場にカメラと赤道儀を持って行ってシャッターを押すだけ、オートガイダーもPCも不要のこの組み合わせはとてもラクチンです。しばらくこれでやっていけそうです

JILVA-170がやってきた

発注から約半年、ようやく到着しました。

(株)輝星 のポータブル赤道儀、「JILVA-170』!!

 

ポータブル赤道儀のSWATやTOASTシリーズの開発に深く携わっている、元天文ガイド編集長の高槻幸弘様の手による高性能ポータブル赤道儀です。公称ピリオデックモーション値が±4〜5°と言う360mmのBORG90FLを長時間ノータッチで露出できる精度を持っているのがなんと言っても一番の特長でしょう。

この高精度を実現するために採用されているのが直径162mmの巨大なウォームホイール

高性能と評価の高いSWAT350でさえ105mm(我がTP-2は83.5mm)ですから、それを遥かに超える大きさのウォームホイールを精度向上の為に採用しています。そのため、SWATやTOASTシリーズの様な長方形に近い形状では無く、「大きなな円盤にコントロールパネルが付いた」様な独特の形状となっています。

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この為従来の様にターンテーブル上に自由雲台直付けという撮影スタイルではこの円盤部が邪魔になり撮影範囲が以前よりも制限される為、別売りのベンチバーを用いて中心を避けて雲台を配置し、バランスを取る為に逆サイドにカウンターウェイト代わりの重しとなる機材を置く必要が出てきます。

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イメージとしてはこんな感じ

少し赤道儀っぽくレイアウトすると

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赤緯方向の移動を自由雲台で代用してウエイトは装着が簡便かつ重い物と言うことでTP-2を使用

赤道儀+赤道儀というシュールな形になりますがこれでかなり自由に動かせます。

カッコ悪いのでウェイトは暇を見つけて自作しようかな…(˚ ˃̣̣̥ω˂̣̣̥ )

雲台とベンチバーの固定がネジ一本なので使用中にネジの緩む方向にグルリと回る可能もあるので、使用する雲台はベンチバーとの接触面積の大きいもの、つまり大きい雲台でないと危険でしょう。実際ウェイト側の雲台が負荷に耐えかねて回り出すことが何度かありましたが、今のところドライバーで強力にねじ込むことでなんとかなっていますが、予算ができたらこの辺りをなんとかしたいですね

後は晴れるのを待つのみです