RRS &30秒で撮るLagoon Nebula
撮影地:士別市上士別町
カメラ:PENTAX KP
赤道儀:TOAST TECHNOLOGY TP-2
BORG90FL 360mm f4 ISO25600 RRS30秒露出5枚コンポジット
とうとう購入してしまった、BORG90FLでのファーストトライは、いて座のLagoon NebulaことM8です。
再三挑戦しているM8ですが、M8の西側の淡い散光星雲、IC4685が心の目でしか見ることの出来ない状態でした。(˚ ˃̣̣̥ω˂̣̣̥ )
今回も30秒縛りでの撮影ですので期待していなかったのですがなんと薄っすら見えているではありませんか!
恐るべし90mmの集光能力!
そしてTP-2の追尾精度がまた素晴らしい。30秒ならこの焦点距離をもってしてもリアルレゾリューションシステムが機能するだけの精度があります。、まあ三脚の水平出しをしたり少し真面目に極軸合わせしたお陰でもありますが(笑)
雲台が悲鳴をあげていそうな現在のシステムを根っこから支えてくれる強度と精度に感謝です。
毎度恒例の前回比、
前回では微かにしか見えない星雲の淡い部分がしっかりと写っていますね、以前は星雲や星団がそこにあるのが分かっただけで嬉しかったのですが、機材が増えてくると「綺麗に撮りたい」という欲も出てくる気がしますね。
TP-2の搭載重量限界に挑め! BORG90FLは実用出来るのか⁉︎
えー、大枚叩いた無茶企画!
BORG90FL+レデューサーセットが到着!
ご存知の方も多い玩具会社のタカラトミーの子会社トミーテック社の望遠鏡・望遠レンズです。軽量が長所のひとつである望遠レンズなんですが、流石にレンズの口径が90mmとなると重さもそれなりに ....
ダメだったら夏冬のボーナス叩き込んで大きめの赤道儀買う覚悟でビックカメラでゲットしてきました😀
普通ならジンバル雲台も同時に購入してバランスとって赤道儀の負担を減らすのでしょうが
「そんな金は無い!!(豪語)」
いや、もう財力的にギリギリの購入だったんですよ(˚ ˃̣̣̥ω˂̣̣̥ )
そこで男らしく(?) 自由雲台に直付け‼︎
もうなんだか、カメラが望遠レンズのオプションパーツみたいな存在感になるほどの大きさ!
付属のロングプレートのお陰で意外と前後のバランスは取れるんですが、見た目に物凄く不安なものがあります。果たしてまともに動いてくれるのか?
かなり心配、早く実写で結果を出したいのですが...
RRS&30秒で撮る Leo Triplett
撮影地:上士別
カメラ:PENTAX KP
レンズ:PENTAX smc PENTAX-DA★ 300mm F4ED [IF] SDM
撮影条件:f4.5 SS30秒 ISO51200 RRS ON 10枚
コンポジット
士別も長い冬が終わり、ようやく晴天に恵まれる様になりました。
今回はしし座の3つ子銀河ことM65、M66、NGC 3628をターゲットに...
実は去年も同じ対象を写したのですが、望遠レンズが200mmと焦点距離が現在より短いことと経験不足もあり
(何か写っている...)
くらいの結果で終わり、ブログにもアップ出来ないでおりました(٭°̧̧̧ω°̧̧̧٭)
今回ようやくリベンジできました!
今回もRRSの30秒縛りでの撮影でしたが結構写ってくれました。
無理矢理トリミングして拡大するとこんな感じ
意外とそれっぽく写っていてチョット嬉しい。300mm f4 の望遠でどこまで出来るか今後もチャレンジしたくなります。
RRS&30秒で撮るM101
撮影地:上士別
カメラ:PENTAX KP
レンズ:PENTAX smc PENTAX-DA★ 300mm F4ED [IF] SDM
撮影条件:f4.5 SS30秒 ISO51200 RRS ON 6枚+ ISO25600 SS30秒 RRS ON4枚
1年ぶりにM101を撮影、前回は今まで見た事の無い星雲が写ったことに只々感動していたわけですが、
前回からカメラもレンズも変わったので、機材と腕の上達を確かめるべくチャレンジしてみました。
今回の縛りは「露出は30秒まで」
RRSを使う都合上、仕方ないのですが、今まで2分から3分だった露出時間をいきなり30秒に下げて写るのかというのがまず心配…
でも写るんですね、でもISO51200くらいまで感度を上げないと難しい感じです。そしてこの感度だと、かなりノイジー(˚ ˃̣̣̥ω˂̣̣̥ )
RRS6枚(総ショット24枚)でも厳しいノイズ、仕方ないのでテスト撮影のISO25600分も上乗せしてコンポジットに…結果30秒露出の40枚合成になりましたが、ノイズは許容範囲に、これに諸調整を加えて上記の結果になった訳です。
とにかく30秒でも枚数さえあればどうにかなるんじゃないかと思えますが、素直にISO6400、SS180秒くらいで8枚くらいコンポジットしたほうが良かったのかな?
まあ、そうなると追尾の問題もありますし、失敗しないという意味ではこちらが良いのでしょうか?
前回比がこちら
少しマシな写真が撮れるようになったと思いますがいかがでしょうか?
PENTAXKP と リアルレゾリューションシステム(RRS)が作るお手軽星空写真の魅力
記録的な大雪に見舞われて星空を撮る機会を全く失っていた道北地方…鉛色の空、降りしきる雪
全く晴れない訳でもなかったのですが、満月前後だったり、平日の夜中過ぎから晴れたりで本格的に星空を撮れる機会を逸して数ヶ月。゚(゚´ω`゚)゚。
その間、カメラは変わるわ、レンズは購入するは、三脚も雲台も新調で撮影機材が別の物になりかけた今日この頃です。
でもね、この土曜日にようやく晴れてくれました!もちろんいつもの撮影場所に突撃ですよ!
目的は、「RRSで撮る星空」
これです。せっかく高感度に強いKPに変えたのだからやっぱり試したいですよね。
RRSでの星雲撮影は諸先輩がたが既に色々と報告されているので今更感は漂いますが、それでも自分で試してみたいんです!
意気揚々と撮影現場に到着して愕然とすることに、スキー場のナイターの光害が南西の空を明々と照らしているじゃああるませんか!(˚ ˃̣̣̥ω˂̣̣̥ )
カメラ:PENTAX KP
レンズ:SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM
撮影条件:f2.0 SS13秒 ISO6400
しばらくぶりに冬の大三角を写して見ましたが光害が酷いですね。スキー場さん、照らすのはゲレンデだけって訳にはいかないですかね…
そんな光害に呑み込まれかけているM42をPENTAX KP+300mm f4 で初アタック!
もちろんRRSはONですよ。
カメラ:PENTAX KP
レンズ:PENTAX smc PENTAX-DA★ 300mm F4ED [IF] SDM
撮影条件:f4.5 SS15秒 ISO25600 RRS ON
何も手を加えない撮って出しががコレですよ、確かにシステム上4枚合成なんですが既にコンポジット合成後の様に撮れてますね…
これをPhotoshopの自動補正でワンクリックで補正してトリミングすると
いきなりいい感じに、もうちょいパラメータをiPad上で弄ると
コンポジットなんていらなかったんじゃー!! という状況、青い色がよく出ていますね。非RRSとの差はここにも出ています。
こんなにラクチンに撮れてしまうことにびっくりですが、これを4枚ほどコンポジット合成して処理すると
やっぱり青色の発色が以前とは全く違いますね、どっちが正しい発色なのかはアマチュアの私にはサッパリわかりませんが…。゚(゚´ω`゚)゚。
比較するとこんな感じです
リアルレゾリューションシステム自体は天体撮影を目的として開発されたシステムではないんでしょうが、相性が良さそうに思える今日この頃。
また、別の星雲でチャレンジしたいですね!