0から始める星空写真

素人がいきなり始めた星空撮影、低予算・低テクニックでどこ迄撮れるか!?

M51(子持ち銀河)撮影

撮影場所 士別市 温根別町

撮影カメラ PENTAX K-70

 TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD [IF] MACRO 200mm

SS150秒 4枚コンポジット f4 ISO 6400

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先日のM101の撮影で系外星雲の撮影に手応え感じて、M101とは北斗七星の柄を挟んで逆方向のM51を狙いました。大きくない星雲であることは分かっていましたが、実際に200mm で撮影すると「小さい‼︎」

豆のようです(笑)仕方がないので、前回のM101と同様に強拡大すると

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おお、なんかソレっぽい!

それにしてもトリミング耐性がありますね。K-70に限らず今のデジカメってみんなこうなのかも知れませんが、

高い望遠レンズを買えない自分には有難いことこの上ないですね。

今回は絞って、感度も落として露出を長めにとってみましたが、それが功を奏したのでしょうか?

今回は士別市温根別町での撮影でした。士別峠よりは光害少ない感じです。雪が溶けてくるとここも良いかも?

 

 

 

M101

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撮影地:士別

透明度の悪い空でM101にトライ、200mm でも渦巻き構造が確認できてビックリ

眼視ではみた記憶が全くありませんが、写真で初遭遇といったところです

光害でカラーバランスが派手に崩れたので、白黒で誤魔化してみました。。゚(゚´Д`゚)゚。

NGC 5474が予想以上にハッキリ写りましたね。

11等級の星雲とは思えないほどくっきり写っています。よく目を凝らすとそれ以外の伴銀河も

チラホラと…

思い切って拡大トリミング

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系外星雲も200mm でそれなりに楽しめそうです

アストロトレーサーvsTP-2

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比較するのもどうかとは思いますが、アストロトレーサーとポータブル赤道儀の差について考えて見ました。

上がアストロトレーサー

下がTP-2での馬頭星雲部分の強拡大写真です。

30秒vs70秒×8ですのでそもそもの露出が全く違います。そのため画像の情報量にかなりの差が出ました。コンポジット恐るべしと言ったところですね...

 

しかしながら、TP-2の方の星像が微妙に歪なのはガイドエラーなのか、コンポジットの不具合か、レンズの収差か...何が原因か現状ではサッパリ分かりません(٭°̧̧̧ω°̧̧̧٭)

今後の課題ですね…

 

 

 

 

TP-2試運転

機材が揃った翌日に晴れてくれたので早速TP-2の試運転を行いにいつもの士別峠に…
透明度はそこそこでしたが良く晴れてくれました。
極軸望遠鏡の視野に北極星をセット…あれ?どれが北極星でしたっけみたいな感じで四苦八苦(˚ ˃̣̣̥ω˂̣̣̥ )
極軸設定アプリの助けを借りて時角だけはソレっぽく合わせてみた。
極軸の設定が適当なのには自信がある…。゚(゚´Д`゚)゚。
そもそも赤道儀を使って写真を撮るのが初めてなので、「こんなので本当に追尾出来るの?」
というのが正直な感想でした。
撮影機材をセットしてあとはシャッターを押すだけ、狙うは移動が早い天の赤道近辺の天体。
と言ったらやっぱりコレ!3度めの正直 馬頭星雲!

林の向こうに沈みかけでしたが急いで撮影

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PENTAX K-70  TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD [IF] MACRO 200mm  f2.8

SS70秒 Photoshopによる8枚コンポジット

 

ようやく馬の首が見えてきました、コンポジットはダークもフラットもない簡易ですが、それでも出来るのと出来ないのでは大違いです。

結論

赤道儀(TP-2)スゴイ!

TP-2 撮影準備完了!

今まで極軸合わせ用の微動装置が無く、撮影に二の足を踏んでいた訳ですが、先日注文したプレジションレベラーが到着!

ようやく、撮影を始めることが出来るようになりました。

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水平方向の回転が硬いとの前評判、確かにレベラー単体では硬い感じがありますがその上に撮影装置一式を乗せると全く問題無しです。公称耐荷重3kgとのことですがもう少し載せても大丈夫そうな感じですね。想像よりも丈夫な印象です。

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うん、何だか写真が撮れそうな気がしてきた。早く晴れないかな(笑)

 

微動装置考

未だ、TP-2用の極軸合わせ用の微動装置を買いあぐねています。

だって高いんですもの(′;ω;`)

 

メーカー純正の極軸合わせ用のレベラー、Dish-2は3万弱...スカイメモS純正の微動雲台が1万弱でAmazonで買えることを考えるとチョット手が出ません。さらにスカイメモやポラリエと違い、既に赤道儀自体に35°の角度があることを考えると可動範囲は広くなくても充分で、純正の様な仕組みの他社のレベリングベースで充分間に合いそうです。

メーカー純正と同じ3軸で角度調節するレベリングベースはAmazonで探すと結構あります。安いヤツだと5000円もしないですね。

でも純正と違うのは水平方向に動かないこと...

これは結構気になるところです。三脚ごと回転させる荒技でも良いかと思いますが不慣れな自分は事故りそうで...(泣)

しばらく悩んでいましたが、ようやく購入候補が見つかりました。

ベルボンのプレシジョンレベラーです。

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垂直方向の微動に加えて水平方向にも回転、お値段も6500円程度で良い感じ。

加えて極軸合わせ用という同様の用途で使用されている方が他にもいらっしゃるのも心強いですね。

購入決定かな...

 

アストロトレーサー 200mm 30秒の壁!

個人の技量不足だと思いますが、自分の場合、アストロトレーサーを用いての撮影は、200mm で30秒以上シャッターを開けると高確率で追尾できなくなります(泣)

(もう少し辛抱強くキャリブレーションするべきでしょうか?)

解放での解像が甘いと評判のマイ望遠レンズを絞ることも出来ない露出の短さ...

(コンポジットしろよ…)との、内なる声も聞こえる気がしないでもないのですが、アストロトレーサーは簡易追尾・・・1コマ撮るごとに追尾がご破算になるので結果、望遠レンズの視野の内で天体がドンドン移動していくハメに...

手動で追っても当然誤差がでるので、8枚、10枚と撮ると真ん中しか使えなかったりします(トリミング前提なら大丈夫?)

とにかく、コンポジット素人の自分にはメンドクサイことこの上なく(泣)

微動雲台の購入待ちのポタ赤ことTP-2を使った時には絶対にコンポジットにチャレンジしたいと思っています。

取り敢えず現在は

男は黙って1枚で勝負!

以下の写真は全て

TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD [IF] MACRO 200mm 

SS 30秒 f2.8で条件合わせてみました

撮影場所はいつもの士別峠です。

 

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まずはスバル、ピンぼけでした。(˚ ˃̣̣̥ω˂̣̣̥ )

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M46&M47再チャレンジ、今回は光害の影響が少なかったので 惑星状星雲のNGC 2438の色も出てくれました。良かった

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馬頭星雲、ようやく「それっぽい」写真が撮れました。今までは士別の光害に邪魔されていましたが、西に傾いたことで難を逃れた感じですね。

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M42 以前の撮影より10秒多く露出した写真になります。前回と比べ周辺の薄い部分がよく見えますが中央が

真っ白(˚ ˃̣̣̥ω˂̣̣̥ )   やっぱりコンポジット必要かな?

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ぎょしゃ座

上の散開星団M36とM38はブレてますね(˚ ˃̣̣̥ω˂̣̣̥ )下の散光星雲IC405とIC410は明るい部分だけ写ってますが、無改造&短時間露出ですから写ってるだけで御の字でしょうか?