0から始める星空写真

素人がいきなり始めた星空撮影、低予算・低テクニックでどこ迄撮れるか!?

JILVA-170がやってきた

発注から約半年、ようやく到着しました。

(株)輝星 のポータブル赤道儀、「JILVA-170』!!

 

ポータブル赤道儀のSWATやTOASTシリーズの開発に深く携わっている、元天文ガイド編集長の高槻幸弘様の手による高性能ポータブル赤道儀です。公称ピリオデックモーション値が±4〜5°と言う360mmのBORG90FLを長時間ノータッチで露出できる精度を持っているのがなんと言っても一番の特長でしょう。

この高精度を実現するために採用されているのが直径162mmの巨大なウォームホイール

高性能と評価の高いSWAT350でさえ105mm(我がTP-2は83.5mm)ですから、それを遥かに超える大きさのウォームホイールを精度向上の為に採用しています。そのため、SWATやTOASTシリーズの様な長方形に近い形状では無く、「大きなな円盤にコントロールパネルが付いた」様な独特の形状となっています。

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この為従来の様にターンテーブル上に自由雲台直付けという撮影スタイルではこの円盤部が邪魔になり撮影範囲が以前よりも制限される為、別売りのベンチバーを用いて中心を避けて雲台を配置し、バランスを取る為に逆サイドにカウンターウェイト代わりの重しとなる機材を置く必要が出てきます。

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イメージとしてはこんな感じ

少し赤道儀っぽくレイアウトすると

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赤緯方向の移動を自由雲台で代用してウエイトは装着が簡便かつ重い物と言うことでTP-2を使用

赤道儀+赤道儀というシュールな形になりますがこれでかなり自由に動かせます。

カッコ悪いのでウェイトは暇を見つけて自作しようかな…(˚ ˃̣̣̥ω˂̣̣̥ )

雲台とベンチバーの固定がネジ一本なので使用中にネジの緩む方向にグルリと回る可能もあるので、使用する雲台はベンチバーとの接触面積の大きいもの、つまり大きい雲台でないと危険でしょう。実際ウェイト側の雲台が負荷に耐えかねて回り出すことが何度かありましたが、今のところドライバーで強力にねじ込むことでなんとかなっていますが、予算ができたらこの辺りをなんとかしたいですね

後は晴れるのを待つのみです