PENTAX KP到着
曇天続きの士別の空…写真が撮れないフラストレーションが溜まる今日この頃ですが、そのモヤモヤを吹き飛ばす様に到着しました新カメラPENTAX KP!!
左が先代のK-70で右が今回購入したKPです。やっぱりお値段がお高い分カッコ良く見えます(笑)
天候不順でまだ実際の天体写真を撮影するのはしばらく先になりそうですが、暗所撮影を少し行った感触としては、
ISO12800…1枚撮りで普通に使える、等倍表示にするとノイズが分かるがその程度
ISO25600…先代のK-70のISO12800より良好、1枚だと流石にノイズが目立つが、20枚程コンポジットを行うと問題なし。
ISO51200…20枚コンポジットでも若干ノイズが…でも許容範囲!
ISO102400…20枚コンポジットでもノイズが気になる状態、でもフォトレタッチで誤魔化せそうな感じもします。
ISO204800…流石にノイズが酷いですね(˚ ˃̣̣̥ω˂̣̣̥ ) これ以上はチョット無理です。
ISO25600の20枚コンポジットの作例を以下に、お題は「フォーク架台とアイピース」(゚д゚)
今やただのガラクタと化したMeadeの25cmシュミットカセグレンとアイピースが哀愁を。゚(゚´Д`゚)゚。
面倒なので平均加算はカメラ本体で、初めてカメラ付属のコンポジット機能を使いましたがこれはラクチン!意外と本番でも使えたりして…
あと、ピント合せの秘密兵器バーティノフマスクも到着。これでピンぼけ画像とサヨナラできるか!?
結構ピンぼけ率の高いワタクシ、お見せできないボツ写真が結構あるんですよね、こんなのとか
(見せているけど)
ピント合わせ、頑張りたいです。
PENTAX KPがとても欲しい
星を撮り始めて1年、今までPENTAX K-70で撮影に勤しんでいたわけですが、購入動機としては
アストロトレーサーが使える(安く追尾が出来る)
価格が安い!(当時のヘソクリでどうにかなった)
この2点だけでした。
ただ、天体写真を実際に撮る様になって
「もっとラクチンに写真が取れたら」とかダメな方に欲が出て来てしまいました。
低感度で長時間露出でコンポジット枚数減らして楽したい!
→自分の極軸合わせでは300mm なら180秒が限界、300秒とか絶対ムリ。゚(゚´Д`゚)゚。
明るいレンズ買えばイイじゃん!1段明るくなれば露出時間半減じゃないですか!
→300mm f2.8が中古で36万って何の冗談ですか? 絶対ムリ。。゚(゚´Д`゚)゚。
もっと高感度の写りの良いカメラ買ったら?
→フルサイズの1眼買えと? PENTAXだったらK-1だけど20万オーバーじゃないですか…
いや、待てよ…あるじゃありませんか、PENTAXの高感度番長 PENTAX KPが!
1年前も欲しいとぼやきましたが、再度ネット調べると、実際に使用されている方の情報も得ることができました。やはり、最高感度ISO829200…は流石に使えないとしても51200まではコンポジット前提なら使えそうじゃないですか。
51200…現在良く使っている感度12800の2段上、計算上なら今までの2分の露出も30秒に!!
これならタイマーレリーズも要らないのではと皮算用してしまったりします。
しかも、無改造でもHαがそれなりに写るのことでこれもポイント高いですよね。
お値段も最安値が10万を切る今日この頃、これなら冬のボーナス+ヘソクリでなんとかなりそう。
……で現在地元のカメラ屋さんと価格交渉中です。
購入なるか!?
祝!だいたい1周年企画 あの星雲に再チャレンジ!
11月から天体写真を初めておよそ一年、この間にどれだけ自分の機材と技術がアップしたかを 確かめる自己満足120%の企画(˚ ˃̣̣̥ω˂̣̣̥ )
スタートです!
まずは去年のM42ファーストショットです
キットレンズの最望遠135mmで撮影した訳ですが、今思えば圧倒的に色々足りません(٭°̧̧̧ω°̧̧̧٭)
撮影場所の選択とか、焦点距離とか、露出時間とか...
それでも最初に撮っただけあって、メチャクチャ感動しました。
「わー! 本当に写ってる!」
って感じでとにかく写真を撮れただけで嬉しかったですね。初心忘るべからずとしみじみ思う今日この頃...
これに気を良くしてTAMRON SP AF70-200mm F/ 2.8 Di LD [IF] MACRO (Model A001)を購入して撮影したのが、ブログにも掲載しているこれです。
F2.8だと20秒でここまで写るのが当時としてはびっくりでした。30秒だと星雲の8割方が真っ白でこれがベストだと思っていました(少し絞るとか、ISO感度落としてみるとか思いつかなかった)
以上を踏まえて、今回は今までの総力を結集してM42を狙って見ようと思ったわけです。
目標は「モワッとしたM42」
...いや、これでは意味不明過ぎかもしれないので詳しく申しますと、良くあるじゃないですか、普段お目にかからない星雲周囲の薄い部分まで写ってる写真、もう少し具体的に表現すると「M43とランニングマン星雲が繋がっている写真」これです。
未改造のカメラと、ただの望遠レンズの組み合わせだとハードル高いかと思いましたが、取り敢えず目標は高めに設定。予定としては10秒6枚30秒6枚60秒3枚の15枚コンポジットの予定でイザ撮影場所へ
撮影場所は最近お気に入りの上士別の丘の上、
天頂から東の空にかけてはそこそこ光害が少なくこれから登って来る冬の星座を待ち受けるのには丁度良い感じです。
結局試し撮りの40秒や50秒の中途半端な写真ももったいないので混ぜて19枚でステライメージでコンポジット、コンポジット後にPhotoshopで我流で強調処理をかけたのが、こちら
カメラ:PENTAX K-70
レンズ:PENTAX-DA☆ 300mm F4ED [IF ] SDM
赤道儀:TOAST TECHNOLOGY TP−2
F4.5 ISO 12800 19枚コンポジット
無理矢理ですが目標達成(笑)
素人がムチャをしても駄目だという好例になってしまいました。(˚ ˃̣̣̥ω˂̣̣̥ )
この画像から学べることは
60秒が3枚は少なすぎた
10秒でも中心は真っ白
全体的なコンポジット枚数ももっと欲しい
強調する前の方が写真としてはまだ見れますね。
まだまだ鍛錬が必要なようで… トホホ。・゚・(ノД`)・゚・。
300mm F4 試し撮り!
久しぶりの月のない晴天を迎えて、ようやくPENTAX-DA★ 300mm F4ED [IF] SDM(以下300mm F4 )
を試す機会に恵まれました。撮影場所は士別市岩尾内湖 テニスコート前駐車場です。
試運転ということで撮影対象は最近撮影したものと比較のできるM45に決定しましたが、導入するのに四苦八苦。゚(゚´Д`゚)゚。
ズームの広角側で楽して導入していたしっぺ返しがこんなところで...(泣)
ホットシューとレンズフードのてっぺんを結んだライン上がだいたい目的方向なんて昼間の撮影でイメージしていましたがイザ暗闇での導入となると全く思う様に行かず...
なんとか昴を捉えたものの、何か対策が必要だなと思いました。
早速ピント合わせに入る訳ですが、最短距離から無限遠までが体感四分の一回転のA001と比べて格段にピントが合わせやすい!これは大助かりです。
早速解放F4での試写を行いましたが、解放だとコマ収差など多少難のある星像の様に感じましたので、気持ち絞っての撮影開始
PENTAX-DA★ 300mm F4ED [IF] SDM
F4.5 ISO12800 SS120秒 12枚コンポジット
赤道儀のTP2が300mmを全く苦にしない追尾性能、雲台直付けのバランスに全く配慮しない状況での撮影を問題無くこなしてくれました。
そして、前回撮影のA001:200mmF4での撮影と星雲の写り方が別物に(°Д°)
A001にダメ出ししている訳ではないのですが、6群8枚単焦点のシンプルな構成が良いのでしょうか?
単純なスペック上ではレンズ口径ほぼ同一、焦点距離の差だけの筈です。むしろ、解放F値の暗い300mmf4は星雲の描写は1段明るいA001より不得手な可能性すらあると思うのですが...
まあ、A001方がコンポジット枚数が少なかったりもしますが、300mmF4のコンポジット前の素の1枚がA001のコンポジット後と同じくらいのイメージです。
運用して行く上での課題は幾つかありますが冬に向けての撮影が楽しみになってきました!
300mm望遠レンズ購入
星空を撮り始めて一年弱、今まで、望遠域はタムロンのSP AF70-200mm F/2.8 Di LD [IF] MACRO A001で撮っていましたが、
やっぱり200mmだと系外星雲や惑星状星雲は「存在が確認出来る程度」のものが多いですよね、もう少し長焦点のレンズが欲しい...かと言ってポータブル赤道儀で500mmとか600mmは追尾精度と重量の問題も心配、何より500mmの画角で目標天体を導入する自信が全くない(笑)
現在の70mmで大雑把に位置を把握してからの200mmの撮影でも四苦八苦している自分にはチョット無理...
そう言った意味では過去に気になっていたBORG77EDあたりは手に余しそう、お値段もお手頃なんですけど(٭°̧̧̧ω°̧̧̧٭)
じゃあ、BORG71FLにレデューサー付けちゃえばみたいな感じにもなりますがチョット予算オーバー。でも288mmのF4.1って、商品紹介のコメント曰く、「星雲・星団の撮影に最適」だそうで、確かに作例などを見てもM65・M66の様な系外もそれぞれの星雲の個性が分かる程度には写るんですね。流石にM57みたいな惑星状星雲は無理みたいですが...
BORG71FL( ゚д゚)ホスィ…
でもそんなお金ナッシング。゚(゚´Д`゚)゚。
そんな私の選択肢が
smc PENTAX-DA★ 300mm F4ED [IF] SDM
コイツです。
天体撮影にフォーカスしたレンズではもちろんありませんが、各種レビューを見てもPENTAXの望遠レンズの中でも高い評価をされているレンズみたいです。
値段も何とか自分が購入出来るぎりぎりのお値段。
結局誘惑に負けて購入することとなりました(笑)
で…
第一印象は
「意外と小さい」
現在メインで使用中のA001より短くて細くて軽い!
今の手持ちのレンズより1.5倍も焦点距離が長くなるのでさぞかし長大なレンズが来るものかと思いましたが
左300mm f4 右70-200mm f2.8になりますが 300mm f4 の方がひと回りスマート、ポータブル赤道儀の負担も軽くなるのはありがたいコトです。
まだ天体撮影のチャンスに恵まれませんが、自宅の庭の花を撮ったのがこちら
被写体まで1.4mまで寄れるのでマクロ的にも使えます。解像度は評判の通りのキレ具合です。
本番に期待できそうですね!
士別市 星空探し
星空の写真を撮り初めて1年弱、「写真撮影」を念頭に士別近辺をフラフラとしていましたが、未だに「ここだ!」という場所には巡り会えておりません。゚(゚´Д`゚)゚。
それぞれ一長一短、帯に短し襷に長し、といったところで未だにお気に入りの撮影場所が見つかりません。とりあえず、いままでの放浪の旅をまとめてみました…
士別峠
除雪完備で冬はお世話になる士別峠、トヨタのテストコースのある南東の方角が特に明るいのがマイナスポイントですが、それ以外は及第点、ベストではありませんがベターな星空。
我が家から30分
温根別町
夏場はよく行きました。東に士別の市街地、西にトヨタのテストコースがありますが南天のコンディションが士別峠より良好なのが利点になります。携帯の電波がしっかりと拾えるのもポイント高いです。
川が近くて霧が出やすいのがマイナスポイントですね。今シーズンはこれで結構泣きました。
我が家から22分
岩尾内湖神社山公園
士別市の東の端、岩尾内湖の湖畔です。
南西に旭川の光害が見受けられますがそれ以外問題ありません
ちなみにこの近所の白樺キャンプ場は街灯が多くて×
士別市では屈指の星空かと思いますが冬は進入不可。゚(゚´Д`゚)゚。
我が家から42分
上紋峠
士別市の東の外れに位置する峠ですが、標高が約800mと比較的高いのがポイント。
暗いところにはよく行く自分も恐ろしさを感じるような漆黒の闇です。雲が出ていても星空に空いた穴の様にしか見えません、熊さんに出会う可能性もかなり高そうな感じで、行きたいけど行きたくない、
自分的には微妙なところです。これだけ暗くても南西の旭川の光害だけは気になりますね。
我が家から60分
士別 満天の星の丘
士別市オフィシャルの星見スポット、決して悪い訳ではありませんが近くの士別市街の明かりが強烈、空の東半分は光害の影響を大きく受けます。でも天の川はしっかり見えるのは良いところ。
天頂から西に撮影範囲を絞れば写真撮影もソコソコ行けそうな感じではあります。
我が家から17分
最後に岩尾内湖神社山公園で撮影したM45を、低空でもそれなりに写ってくれるのが有難いですね