300mm F4 試し撮り!
久しぶりの月のない晴天を迎えて、ようやくPENTAX-DA★ 300mm F4ED [IF] SDM(以下300mm F4 )
を試す機会に恵まれました。撮影場所は士別市岩尾内湖 テニスコート前駐車場です。
試運転ということで撮影対象は最近撮影したものと比較のできるM45に決定しましたが、導入するのに四苦八苦。゚(゚´Д`゚)゚。
ズームの広角側で楽して導入していたしっぺ返しがこんなところで...(泣)
ホットシューとレンズフードのてっぺんを結んだライン上がだいたい目的方向なんて昼間の撮影でイメージしていましたがイザ暗闇での導入となると全く思う様に行かず...
なんとか昴を捉えたものの、何か対策が必要だなと思いました。
早速ピント合わせに入る訳ですが、最短距離から無限遠までが体感四分の一回転のA001と比べて格段にピントが合わせやすい!これは大助かりです。
早速解放F4での試写を行いましたが、解放だとコマ収差など多少難のある星像の様に感じましたので、気持ち絞っての撮影開始
PENTAX-DA★ 300mm F4ED [IF] SDM
F4.5 ISO12800 SS120秒 12枚コンポジット
赤道儀のTP2が300mmを全く苦にしない追尾性能、雲台直付けのバランスに全く配慮しない状況での撮影を問題無くこなしてくれました。
そして、前回撮影のA001:200mmF4での撮影と星雲の写り方が別物に(°Д°)
A001にダメ出ししている訳ではないのですが、6群8枚単焦点のシンプルな構成が良いのでしょうか?
単純なスペック上ではレンズ口径ほぼ同一、焦点距離の差だけの筈です。むしろ、解放F値の暗い300mmf4は星雲の描写は1段明るいA001より不得手な可能性すらあると思うのですが...
まあ、A001方がコンポジット枚数が少なかったりもしますが、300mmF4のコンポジット前の素の1枚がA001のコンポジット後と同じくらいのイメージです。
運用して行く上での課題は幾つかありますが冬に向けての撮影が楽しみになってきました!
300mm望遠レンズ購入
星空を撮り始めて一年弱、今まで、望遠域はタムロンのSP AF70-200mm F/2.8 Di LD [IF] MACRO A001で撮っていましたが、
やっぱり200mmだと系外星雲や惑星状星雲は「存在が確認出来る程度」のものが多いですよね、もう少し長焦点のレンズが欲しい...かと言ってポータブル赤道儀で500mmとか600mmは追尾精度と重量の問題も心配、何より500mmの画角で目標天体を導入する自信が全くない(笑)
現在の70mmで大雑把に位置を把握してからの200mmの撮影でも四苦八苦している自分にはチョット無理...
そう言った意味では過去に気になっていたBORG77EDあたりは手に余しそう、お値段もお手頃なんですけど(٭°̧̧̧ω°̧̧̧٭)
じゃあ、BORG71FLにレデューサー付けちゃえばみたいな感じにもなりますがチョット予算オーバー。でも288mmのF4.1って、商品紹介のコメント曰く、「星雲・星団の撮影に最適」だそうで、確かに作例などを見てもM65・M66の様な系外もそれぞれの星雲の個性が分かる程度には写るんですね。流石にM57みたいな惑星状星雲は無理みたいですが...
BORG71FL( ゚д゚)ホスィ…
でもそんなお金ナッシング。゚(゚´Д`゚)゚。
そんな私の選択肢が
smc PENTAX-DA★ 300mm F4ED [IF] SDM
コイツです。
天体撮影にフォーカスしたレンズではもちろんありませんが、各種レビューを見てもPENTAXの望遠レンズの中でも高い評価をされているレンズみたいです。
値段も何とか自分が購入出来るぎりぎりのお値段。
結局誘惑に負けて購入することとなりました(笑)
で…
第一印象は
「意外と小さい」
現在メインで使用中のA001より短くて細くて軽い!
今の手持ちのレンズより1.5倍も焦点距離が長くなるのでさぞかし長大なレンズが来るものかと思いましたが
左300mm f4 右70-200mm f2.8になりますが 300mm f4 の方がひと回りスマート、ポータブル赤道儀の負担も軽くなるのはありがたいコトです。
まだ天体撮影のチャンスに恵まれませんが、自宅の庭の花を撮ったのがこちら
被写体まで1.4mまで寄れるのでマクロ的にも使えます。解像度は評判の通りのキレ具合です。
本番に期待できそうですね!
士別市 星空探し
星空の写真を撮り初めて1年弱、「写真撮影」を念頭に士別近辺をフラフラとしていましたが、未だに「ここだ!」という場所には巡り会えておりません。゚(゚´Д`゚)゚。
それぞれ一長一短、帯に短し襷に長し、といったところで未だにお気に入りの撮影場所が見つかりません。とりあえず、いままでの放浪の旅をまとめてみました…
士別峠
除雪完備で冬はお世話になる士別峠、トヨタのテストコースのある南東の方角が特に明るいのがマイナスポイントですが、それ以外は及第点、ベストではありませんがベターな星空。
我が家から30分
温根別町
夏場はよく行きました。東に士別の市街地、西にトヨタのテストコースがありますが南天のコンディションが士別峠より良好なのが利点になります。携帯の電波がしっかりと拾えるのもポイント高いです。
川が近くて霧が出やすいのがマイナスポイントですね。今シーズンはこれで結構泣きました。
我が家から22分
岩尾内湖神社山公園
士別市の東の端、岩尾内湖の湖畔です。
南西に旭川の光害が見受けられますがそれ以外問題ありません
ちなみにこの近所の白樺キャンプ場は街灯が多くて×
士別市では屈指の星空かと思いますが冬は進入不可。゚(゚´Д`゚)゚。
我が家から42分
上紋峠
士別市の東の外れに位置する峠ですが、標高が約800mと比較的高いのがポイント。
暗いところにはよく行く自分も恐ろしさを感じるような漆黒の闇です。雲が出ていても星空に空いた穴の様にしか見えません、熊さんに出会う可能性もかなり高そうな感じで、行きたいけど行きたくない、
自分的には微妙なところです。これだけ暗くても南西の旭川の光害だけは気になりますね。
我が家から60分
士別 満天の星の丘
士別市オフィシャルの星見スポット、決して悪い訳ではありませんが近くの士別市街の明かりが強烈、空の東半分は光害の影響を大きく受けます。でも天の川はしっかり見えるのは良いところ。
天頂から西に撮影範囲を絞れば写真撮影もソコソコ行けそうな感じではあります。
我が家から17分
最後に岩尾内湖神社山公園で撮影したM45を、低空でもそれなりに写ってくれるのが有難いですね
ステライメージの威力
「ステライメージ」…天体写真の撮影なんてするつもりも無かった頃から名前だけは覚えていました。「冷却CCDを使って、ステライメージで処理しました。」みたいなコメントを見るたびに、「おお・・・なんだかすごい事のできるソフトがあるもんだな」と思っていたのですが。
最近フォトショップ上での自動のコンポジットの精度の悪さと手動での手間に悩んだ挙句手を出したのがこの「ステライメージ8」です。
なんといっても自分の様な素人に毛の生えたような人間でもわかりやすいコンポジットパネルがありがたいです。 ダークとライトを放り込んでボタンを押すだけ、しかも出来上がりが自分がPhotoshopで手動で行ったものよりかなり良い!
上の写真は同じデータで合成したM8ですが左のステライメージ8のほうがしっかりと星雲のディテールが出ていますね。
色々と楽しみが増えてきました!
Surface Pro 購入
未だに星空を撮ることができない日々が続いてストレスが溜まる今日この頃です。
ストレスのはけ口がこんな形になろうとは(笑)
今までMacBookAirとPhotoshopで写真加工していたわけですが、天体写真の加工に関してはWindowsのほうがいいソフトがフリーも含めて沢山あるんですよね…
パッとしない写真も力業でどうにかできる環境が整ったわけで…
撮影場所 士別市温根別町
撮影カメラ PENTAX K-70
TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD [IF] MACRO 200mm
SS80秒 f4 ISO 6400 3枚をYIMGにてコンポジット
前回上手く処理できずに諦めたM8もそれなりの出来栄えになりました。
Windows万歳!(*'▽')