TP-2試運転
機材が揃った翌日に晴れてくれたので早速TP-2の試運転を行いにいつもの士別峠に…
透明度はそこそこでしたが良く晴れてくれました。
極軸望遠鏡の視野に北極星をセット…あれ?どれが北極星でしたっけみたいな感じで四苦八苦(˚ ˃̣̣̥ω˂̣̣̥ )
極軸設定アプリの助けを借りて時角だけはソレっぽく合わせてみた。
極軸の設定が適当なのには自信がある…。゚(゚´Д`゚)゚。
そもそも赤道儀を使って写真を撮るのが初めてなので、「こんなので本当に追尾出来るの?」
というのが正直な感想でした。
撮影機材をセットしてあとはシャッターを押すだけ、狙うは移動が早い天の赤道近辺の天体。
と言ったらやっぱりコレ!3度めの正直 馬頭星雲!
林の向こうに沈みかけでしたが急いで撮影
PENTAX K-70 TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD [IF] MACRO 200mm f2.8
SS70秒 Photoshopによる8枚コンポジット
ようやく馬の首が見えてきました、コンポジットはダークもフラットもない簡易ですが、それでも出来るのと出来ないのでは大違いです。
結論
TP-2 撮影準備完了!
今まで極軸合わせ用の微動装置が無く、撮影に二の足を踏んでいた訳ですが、先日注文したプレジションレベラーが到着!
ようやく、撮影を始めることが出来るようになりました。
水平方向の回転が硬いとの前評判、確かにレベラー単体では硬い感じがありますがその上に撮影装置一式を乗せると全く問題無しです。公称耐荷重3kgとのことですがもう少し載せても大丈夫そうな感じですね。想像よりも丈夫な印象です。
うん、何だか写真が撮れそうな気がしてきた。早く晴れないかな(笑)
微動装置考
未だ、TP-2用の極軸合わせ用の微動装置を買いあぐねています。
だって高いんですもの(′;ω;`)
メーカー純正の極軸合わせ用のレベラー、Dish-2は3万弱...スカイメモS純正の微動雲台が1万弱でAmazonで買えることを考えるとチョット手が出ません。さらにスカイメモやポラリエと違い、既に赤道儀自体に35°の角度があることを考えると可動範囲は広くなくても充分で、純正の様な仕組みの他社のレベリングベースで充分間に合いそうです。
メーカー純正と同じ3軸で角度調節するレベリングベースはAmazonで探すと結構あります。安いヤツだと5000円もしないですね。
でも純正と違うのは水平方向に動かないこと...
これは結構気になるところです。三脚ごと回転させる荒技でも良いかと思いますが不慣れな自分は事故りそうで...(泣)
しばらく悩んでいましたが、ようやく購入候補が見つかりました。
ベルボンのプレシジョンレベラーです。
垂直方向の微動に加えて水平方向にも回転、お値段も6500円程度で良い感じ。
加えて極軸合わせ用という同様の用途で使用されている方が他にもいらっしゃるのも心強いですね。
購入決定かな...
アストロトレーサー 200mm 30秒の壁!
個人の技量不足だと思いますが、自分の場合、アストロトレーサーを用いての撮影は、200mm で30秒以上シャッターを開けると高確率で追尾できなくなります(泣)
(もう少し辛抱強くキャリブレーションするべきでしょうか?)
解放での解像が甘いと評判のマイ望遠レンズを絞ることも出来ない露出の短さ...
(コンポジットしろよ…)との、内なる声も聞こえる気がしないでもないのですが、アストロトレーサーは簡易追尾・・・1コマ撮るごとに追尾がご破算になるので結果、望遠レンズの視野の内で天体がドンドン移動していくハメに...
手動で追っても当然誤差がでるので、8枚、10枚と撮ると真ん中しか使えなかったりします(トリミング前提なら大丈夫?)
とにかく、コンポジット素人の自分にはメンドクサイことこの上なく(泣)
微動雲台の購入待ちのポタ赤ことTP-2を使った時には絶対にコンポジットにチャレンジしたいと思っています。
取り敢えず現在は
男は黙って1枚で勝負!
以下の写真は全て
TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD [IF] MACRO 200mm
SS 30秒 f2.8で条件合わせてみました
撮影場所はいつもの士別峠です。
まずはスバル、ピンぼけでした。(˚ ˃̣̣̥ω˂̣̣̥ )
M46&M47再チャレンジ、今回は光害の影響が少なかったので 惑星状星雲のNGC 2438の色も出てくれました。良かった
馬頭星雲、ようやく「それっぽい」写真が撮れました。今までは士別の光害に邪魔されていましたが、西に傾いたことで難を逃れた感じですね。
M42 以前の撮影より10秒多く露出した写真になります。前回と比べ周辺の薄い部分がよく見えますが中央が
真っ白(˚ ˃̣̣̥ω˂̣̣̥ ) やっぱりコンポジット必要かな?
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上の散開星団M36とM38はブレてますね(˚ ˃̣̣̥ω˂̣̣̥ )下の散光星雲IC405とIC410は明るい部分だけ写ってますが、無改造&短時間露出ですから写ってるだけで御の字でしょうか?
初めての極軸望遠鏡
「星を見る趣味は長いんですか」
と、たまに尋ねられることがあります。
「小学校に入る頃から見てますよ、結構長く続いてますね…」
とか、カッコつけて言う事にしています。
でも...真面目に極軸望遠鏡を覗くのは今回が初めてなんです。小学校の時の買った屈折望遠鏡は経緯台、高校で買った反射望遠鏡は赤道儀でしたが極軸望遠鏡を買うお金が無く、社会人になって購入したミードのシュミカセも経緯台(電子制御でしたが)
天体写真を撮り始めてようやく半年になりましたが、ここで初めてポータブル赤道儀のTP-2のオプションのポーラファインダーを使うことに...
でも...難しい!(′;ω;`)
少なくとも自由雲台ではおおよその時角合わせが限界、小熊座のδやケフェウス座の51番星も合わせて設定を詰めるとなるともう、アウト(٭°̧̧̧ω°̧̧̧٭)
この自由雲台だけかもしれませんが、位置決めしてクランプでガッチリ固定してクランプから手を離すとピョンと跳ねるようにズレるんですよね。
微動雲台買うしかないですねやっぱり...
ちなみに、極軸望遠鏡の調節にはビクセンのアプリ 「PF-L Assist」を使っています。TP-2の極軸望遠鏡はビクセンではありませんが、多分必要な情報は同じかと思います(チョット不安)
アプリの助けで極軸合わせ...時代が変わったな...(′;ω;`)
TP-2キタ━(゚∀゚)━!
先日、発作的に注文したTP-2が到着!
着払いの支払いも終了して無事一文無しになりました。(′;ω;`)
第一印象は「重たい!」
見た目は小さいですよ、実際の重量も1.3kgです、でも質感というか金属の塊感が凄い、我が家の貧弱な三脚で耐えることが少し不安になります。
早速組み立て
ここから更に雲台、カメラ、望遠レンズが乗るのですが、TP-2下の自由雲台が微妙な状態、TP-2に少し力をかけるとグラつく様な感じが...
自由雲台のボールの上にTP-2から上の全荷重が乗る訳ですよね
トータル4kg、この雲台の荷重の限界かも知れませんね。
やはり微動雲台を買うべきか…
Toast technology様、ユーザー登録終わりましたので月末迄には優待価格で微動雲台を買わせて下さい。お願いしますm(_ _)m
ポータブル赤道儀
天候に恵まれない日本海側の冬...
星が撮れない日々が続きます(˚ ˃̣̣̥ω˂̣̣̥ )
アストロトレーサーでの撮影も少しなれてくると、簡易赤道儀ということは始めから分かっていたと言うものの
広角での周辺の星像の流れ、 望遠での追尾精度の悪さが目につきます…(200mm 30sが安定しない)
ポータブル赤道儀が欲しくなるのは必然でしょうか?(笑)
スカイメモやポラリエなどの有名どころがスグに候補に挙がりましたが、我が家周辺は冬に晴れると余裕で-20℃を下回る厳寒地、動作する保証はどこにもありませんし、耐寒に対するデータも多少検索した程度では拝見できませんでした。
買ったは良いが冬はダメでしたでは悲しいですよね…
耐寒性能を売りにしているポータブル赤道儀ってそもそも存在するのか?
かなりニッチな需要なのではと諦めかけていたこの頃でしたが、
ありました!公式見解ではありませんが、-20℃での動作データもあるポータブル赤道儀が!
TOAST TECHNOLOGY 社の「TP-2」です!!
探せばあるものですね…-20℃とか日本では一部の北海道民しか気にしないかもしれませんが(笑)
加えてスカイメモにしてもポラリエにしても、2kgを超えるような重量のある機材を取り付ける時には別途バランスウェイトを用意しないと追尾精度に問題が出るようですが、こちらは公式HP上で「バランスウェイト不要」と宣言されております。(まあ、実際は試してみないと何とも言えませんが)
余計な荷物と撮影時の調整が無くなるのは嬉しいですね。
でも、お値段が…(スカイメモS+微動雲台+微動台座+バランスウェイト)2台ぶん(˚ ˃̣̣̥ω˂̣̣̥ )
スカイメモSが-26℃(今シーズン観測時の最低気温)でしっかり動くのなら問題なくスカイメモを選択するのですが(泣)
うん、間違いなく差額でレンズ一本買えますよ...
でも、海外の厳寒地でも動作する耐寒性能を「買いたい」!
と思っていたらいつの間にか購入していた...
「買いたい」…そんな言葉は使う必要がねーんだ。なぜならオレやオレたちの仲間はその言葉を頭の中に思い浮かべた時には!
実際に商品を買っちまってもうすでに終わってるからだッ!だから使った事がねぇーッ
「買った」なら使ってもいいッ!(ローン可)
そうなんだね、プロシュート兄貴...